- 2023/3/24 金曜日 16:25:51
- perl
YAPC::Kyoto 2023に参加してきました。YAPCにはYAPC::Asia Tokyo 2015以来の参加なので、なんと8年ぶり(!)。
トーク応募もせずに京都までいくのはどうなんだろうとも思ったのですが、実は京都に一度も訪問したことがなかったため家族も呼び寄せ京都旅行も兼ねて行ってきました。
聞いた発表からいくつか感想
2023年春のPerl
Perl最新情報ぜんぜん追えてないマンとしてはすごくためになりました。
売上と開発環境を同時に改善するために既存のPerl Web アプリケーションをどのようにリプレイスするか
Perlでつくられた古いサービスをどうやって持続的に運用していくのか…。おそらくYAPCに参加されている方の多くに共通する悩みですよね。言語としてはPerlを維持しつつモダンにしていくという選択とその方法とても参考になりました。
ORM – Object-relational mapping
Tengだ!
テーブル名が文字列指定だと静的解析がしづらいからRepository層を作るというのはなるほどな〜となりました。
デプロイ今昔物語 〜CGIからサーバーレスまで〜
2000年ごろのCGI時代からPerlの世界にはいった自分としては懐かしい思いもありつつ眺めていました。
push型deployのデメリットとして、オートスケール構成にしている場合にdeployのタイミングでスケールが起こった場合を挙げられていたのは、意識したことがなかったので勉強になりました。
DNS権威サービスへのDDoSとハイパフォーマンスなベンチマーカ
ベンチマーカーのチューニングをしていく手順がすごかったです(小並感
nekokakさんのゲストトーク
nekokakさんはDBIx::SkinnyやTengの開発で十数年前にはIRCでよくやりとりをしていたのですが、バリバリのPerlハッカーというイメージでした。その後自分も(おそらく)nekokakさんもCPANモジュールのOSS開発を活発に行わなくなりどうされているのかな〜と思っていた期間のミッシングピースがすこし知れたような思いがしました。バリバリのPerlハッカーから経営にも参画するCTOになられるというのは、エンジニアの一つのモデルケースとして素晴らしいですね。
onishiさんのキーノート
2000年代初期からPerlに触れている者としては”はてな”や”オン・ザ・エッジ”という会社には特別な思いがあるわけです。たとえば2002年にperl-oo MLでjkondoさんがデザインパターンをPerlで書くということを披露されているのをリアルタイムで見ていたりもしました。いまだにはてなに憧れはあるわけです。そんなはてな創業期から参加されいまは取締役 組織・基盤開発本部長として引っ張っておられる大西さんのはてなとご自身の歴史を振り返られたキーノートでした。自分もモブキャラと自認していることもあり、それじゃ駄目だと行動を変えていくという姿勢にとても感銘をうけました。YAPC2010のmiyagawaさんのキーノートに自分も感動していたのですが、遅くてもやらないよりマシ、いい言葉ですよね。
感想など
せっかく来たのだからトークはせずとも参加感を出そうということで、3回ほど質問はさせていただきました。良い質問とは言えなかったと思いますが、登壇者の方々には真摯に回答していただきました。ありがとうございます。
やはり、こういうカンファレンスに参加すると刺激をうけますね。YAPCでの登壇はYAPC::Asia Tokyo 2012で唯一やっているわけですが(11年前!)、いまさら自分がなにか話せることはあるのだろうかと思いつつ、次回の開催があればばトーク応募できるようにしたいと思いました。
開催者、ボランティアスタッフ、発表者の皆様お疲れさまでした&ありがとうございました。素晴らしいイベントでした。
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